『テキサスホールデムには馴れてきたし、どんな戦略があるのか知りたい!』
『初心者的な観点で戦略を解説してくれているところはあるかな?』
こんなお悩みはありませんか?
筆者も実はテキサスホールデム初心者の頃は様々な動画を参考にプレイしていまいしたが、体系的に戦略を教えてくれている動画はありませんでした…。
そこで、今回の記事では、テキサスホールデムの戦略をキャッシュゲーム、トーナメント、ベーシックストラテジーに分けて解説していきます。
この記事を読むと、初心者の段階から一歩先に進むことができるので、是非最後までご覧ください。
ちなみに…
かなり専門用語が出てくるため、全くの初心者という方は是非専門用語解説の記事を参考にしつつご覧ください!





オンラインポーカー等を使えば、効率よくポーカーの勉強ができるので、ぜひKKPokerなどの人気ポーカーアプリを使ってみてくださいね。
目次
- 1 テキサスホールデムのおさらい
- 2 テキサスホールデムの戦略の定義
- 3 テキサスホールデム戦略:キャッシュゲーム戦略
- 4 テキサスホールデム戦略:トーナメント戦略
- 5 【共通】テキサスホールデム戦略
- 6 テキサスホールデムの戦略を考える上で確率を押さえておこう
- 7 テキサスホールデム戦略で初心者がやりがちなNG行動
- 8 まとめ:テキサスホールデムの戦略
テキサスホールデムのおさらい
戦略に触れる前に、まずテキサスホールデムそのものに関して簡単におさらいします。



あ、これは正直助かる……



簡単におさらいしておきましょう!
テキサスホールデムポーカーでは、ディーラーボタンの左隣のSBからディーリングがスタートし、各プレイヤーに2枚ずつハンドが配られるゲームです。
一気に5枚配られる通常のポーカーとは異なり、以下のベッティングラウンドを経ることで5枚のコミュニティカードが開示されます。
- フロップ
- ターン
- リバー



テキサスホールデムでは各ベッティングラウンドでのアクションの戦略性が特に重要です!
手元のカードは最後まで誰にも見られないように伏せておき、最後のベッティングラウンドが終了したところでショウダウンが行われ、勝ち負けを決します。
また、最後のベッティングラウンドが終了するまでの間に相手がフォールドしていれば、こちらの勝利です。
テキサスホールデムでは、各ベッティングラウンドにおける戦略が大きく勝敗を左右します。
逆に考えると、戦略を身につけていけば自然に勝率が上がっていくゲームであるとも言えるでしょう。
テキサスホールデムのルールを解説している記事もあるので、ぜひ参考にしてみてください!
テキサスホールデムの戦略の定義


では、テキサスホールデムの戦略を見ていく前に、『戦略』という言葉が非常に広い意味を持ってしまうので、簡単に定義を行っていきます!
- キャッシュゲームとトーナメントの違い
- オンラインとライブポーカーの違い
- ステークスの違い
上記3つをきちんと理解しておけば、今後の戦略についても様々な違いを明確にできますよ。
後ほど詳しく解説しますが、テル(癖)を見抜くなどの戦略はライブポーカーにおいて主に利用されるため、きちんと理解しておいてくださいね!
※オンラインでも十分テルは見抜くことができます。
では、早速見ていきましょう!
キャッシュゲームとトーナメントの違い
ポーカー初心者にとって、ポーカーというと世界のヨコサワさんなどの動画で学んだ人が多いのではないでしょうか?
実は、彼が出ている試合形式はトーナメントと呼ばれる試合形式なんですね。
でも、オンライン上や実際のカジノで良く行われるゲームは、キャッシュゲームと呼ばれています。
- トーナメント形式:上位のプレイヤーにのみ賞金が出る
- キャッシュゲーム:1ハンド毎にポットを獲得できるプレイヤーが決まる
上記のような違いが出てきます。
そのため、トーナメントはよりタイトにプレイするプレイヤーが多く出てくる傾向にありますよ。
オンラインポーカーとライブポーカーの違い
続いてよくある違いがオンラインポーカーとライブポーカーの違いですね。
本サイトでご紹介してい『kkポーカー』はオンラインカジノ、日本のアミューズメントカジノでプレイするのはライブポーカーと一般的に言われています。
両者の違いは特に相手の顔が見えるかどうかですね。
人間の生理的反応が確認しやすいライブポーカーでは、様々な癖を見抜いて勝利につなげるといったテクニックも存在します。



ステークスの違い
最後にステークスの違いについても確認しておきましょう。
ステークスとは、参加費や最低のベット金額を指します。
例えば、キャッシュゲームだと、10NLや200NLといい、BBの強制ベット額でステークスを測りますよ。
トーナメントについては、基本的に参加費で測ることができます。
額が大きければ大きいほど、プレイヤーのレベルが上がっていく傾向にあり、ライブカジノでは50ドル-100ドルといった高額な賭け金が必要なテーブルも存在しています。
※日本では賭博にあたるためライブポーカーでキャッシュゲームはプレイできません。違法にならないアプリを使って安全にポーカーを楽しみましょう。
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テキサスホールデム戦略:キャッシュゲーム戦略


さて、テキサスホールデムの戦略について一定の定義をしたところで、ゲームの違いによるべシックストラテジーをお伝えしていきます。
まず最初は、テキサスホールデムにおけるキャッシュゲームの戦略を詳しくお伝えしていきます。



①人数を確認する
テーブルに座る前に必ず人数の確認を行って下さい。
6人が座るのか、9人が座るのかによってハンドレンジを変える必要があるからです。
トーナメントでもハンドレンジはそこまで変わりませんが、タイトにプレイするとなると、アーリーポジションでは上位10%程度のハンドのみが利益的なプレイになることが多いです。
②スタックを確認する
続いてテーブルに座っているプレイヤーのバックスタックもきちんと確認を行います。
なぜなら、NLH(ノーリミットホールデム)では持ち込む金額は自由だからです。
例えば、こちらが100BB持ちでも、相手が10000BB持ちであれば、相手は理論上6回までオールインに耐えられる計算になります。
チップ量によって圧倒的不利が決まってしまうので、バックスタックに大きな開きがある場合には、勝負を避けた方が無難です。
③最初はタイトにプレイする
また、テーブルについた際によほどの知り合いでも無い限り、最初はタイトにプレイした方が無難です。
相手がどういったハンドレンジでプレイするのかが分からないため、様子見をするのがいいでしょう。
④バンクロール戦略を立てる
最後に適切なバンクロールももちろん大切です。
失ってはいけないお金でプレイをしてしまうと、確実に心理的プレッシャーに押しつぶされます。
プレッシャーがかかった状態では、
- 降りなくてもいいところで降りる
- 降りなくてはいけないところでコールする
上記2点が多く起こってしまいます。
結果的に大損になってしまうので、十分注意してバンクロール管理を行いましょう。
適切な金額としては、BBが1ドルであれば、200ドル〜300ドル程度とされています。
ただし、このバンクロールはあくまでテーブルに付く際の適正金額で、長くプレイする場合にはより大きな金額をバックスタックとして用意しなければなりません。
テキサスホールデム戦略:トーナメント戦略


続いて、テキサスホールデム戦略トーナメント編をお伝えしていきます!
トーナメントの特色はなんと言っても、賞金が上位のプレイヤーにしか配分されない点です。
大体上位10%程度が入賞となり、入賞直前で飛ぶ(シートアウト)することをバブルと言ったりしますよ。
賞金獲得チャンスが多いキャッシュゲームと比べるとガラッと戦略が変わるため、是非最後まで確認してみて下さい!
①トーナメント全体の人数を確認する
まず大前提として、トーナメント全体の人数を確認して下さい。
例えば、有名なWSOPのメインイベントには8000人を超える参加があり、ファイナルテーブルに残るまでには、かなりのチップを集めなければいけません。
仮に20人参加25000点持ちの場合、優勝するためには、50万点までチップを増やさなければならないと計算できます。
そこから逆算して、ファイナルテーブルに残るためには?や、上位20%に残るためには?を考えてプレイすると、自然と序盤から得るべきチップ数量を割り出せますよ!
②ストラクチャーを事前に確認する
そして、次に重要なのはストラクチャーの確認です。
ストラクチャーとは、トーナメントルールを指し、レベルに応じて必要なBB数などが決められています。
特に気を付けなければならないのは、ターボやSit&GO形式のときですね。
序盤から急激にスタックに占めるBB数が上がっていくため、アグレッシブさが重要になってきます。
③バブルファクターを考える
繰り返しになりますが、トーナメントの特徴は賞金を得られるか、それとも『なし』かという点です。
特にトーナメントでは、バブルになるか、そうでないかは大きな違いです。
後一人で入賞が決まる際には、必然的にチップ一枚の価値が大きく跳ね上がります。
例えば、現状バブル状態で両者100点を持っていて、あなたのハンドが『JJ』とします。
相手のオールインに対して、あなたはオールインコールができるでしょうか?
当然、オールインコールには慎重な姿勢が求められるようになってきます。
一方、バブル状態では一般的にかなりタイトなプレイとなってくるので、スチール、スクイーズのチャンスとしても捉えられています。
④リエントリーの回数を知っておく
また、あなたのバンクロールに余裕があるのであれば、リエントリーの回数は必ず把握しておくべきです。
基本的にリエントリーは、1回までとなっている場合が多いですが、オンライン上だと無限リエントリーが可能なため無茶なプレイも許容される場合がありますよ。
特に、リエントリー締め切り前に10BB以下の場合、ほとんど全てのハンドがオールインレンジに入ってきます。






⑤周りの雰囲気を敏感に感じとる
最後は周りの雰囲気を敏感に感じ取ることも大切です。
特にライブポーカーでは、相手の表情や時間、そしてチップを出すときの癖にも注意を支払って下さい。
また、アミューズメントカジノでデイリートーナメントに参加する際は、レクリエーショナルプレイヤーがいるかどうかも注意点です。
実際にあった例をお話すると、ポットに入っている額を気にせず、いきなりオールインや、オッズが薄いにも関わらず、ガットショットストレートドローによる無理なタフコールなどがありました。
こういったレクリエーショナルプレイヤーには、十分注意しつつ無理なチップの積み上げに注意しましょう。
実際にトーナメントに挑戦したい方は、初心者も多いKKポーカーがおすすめです。
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【共通】テキサスホールデム戦略


さて、ここからはキャッシュゲームやトーナメントといった各論ではなく、テキサスホールデムに共通する戦略について解説していきます。
様々な理論が展開されていますが、初心者の方におすすめなのはタイトアグレッシブスタイルを確立していくことです。
その過程でバランスを整えていき、ルースアグレッシブに攻める、パッシブで受けるなど状況に応じたプレイを行っていきましょう!
では、早速解説していきます。
タイトアグレッシブがやっぱり強い
まず大前提として、タイトアグレッシブのプレイスタイルが初心者にとって一番のプレイスタイルです。
タイトアグレッシブの言葉を分解すると以下の通り。
- タイト→UTGオープンレイズサイズを上位10%程度に絞る(UTG参加率10%未満になる計算)
- アグレッシブ→トップヒット以上でトリプルバレルなどを打っていく
タイトの定義に関しては様々ありますが、UTGでの参加を上位10%のハンドに絞ることが一つの指標となりますよ。
適切なハンドレンジを知っておこう
さて、上位10%以上のハンドと言われても、初心者の方は何が10%以上なの?と思ってしまいますよね。
そこで、以前紹介した画像になりますが10%程度に絞ったハンドレンジをご紹介します。


画像から判断すると、7のポケット以上でオープンレイズ(3BB程度)を行います。
ただし、3ベットが返ってきたときには、あなたのスタックを見て判断することになるでしょう。
例えば、あなたがUTGで7ポケオープンレイズ2.5BBで、アーリーポジションから3ベット10BBが返ってきたとします。
こうなると、相手のハンドは少なくとも、『TT』や『JJ』、『AQ』『AK』などに絞り込まれ、あなたがコールするのはかなり難しくなる点に注意しましょう。
あくまで、上記の表は『オープンレイズ可』の表で、3ベットに耐えられるハンドレンジを示している訳ではありません。


プレミアムハンド
さて、では先程の例を更に深めて、3ベットにも耐えられるハンドは何かを考察していきます。
結論から言うと、初心者でも3ベットに耐えられるのは、プレミアムハンドと言っても過言ではありません。
では、プレミアムハンドとは何かというと、以下の通りです。
- 【ポケットペア】AA、KK、QQ、【JJ】、【1010】(人によって差がある)
- AKs、AKo、AQs、AQo
フロップ時点で、勝率がかなり高いものをプレミアムハンドと言い、上記のハンドであれば、3ベットに対して4ベットオールインまでが視野に入ってきます。
ただし、『JJ』『TT』『AQ』は人によって取り扱いは異なり、参加人数が多ければ多いほど、急激に勝率が下がるため注意が必要です。
ポケットペア
さて、トーナメントに参加した人の中には、ヘッズアップになると、ポケットペアでオールインをしている方を見かけたことも多いでしょう。
なぜかというと、ヘッズアップに絞って見れば、『22』以上のポケットペアはフロップ時点での勝率が50%以上となるからです。
勝率50%というのは、オールインしてダブルアップするのに適したオッズであるため、ポケットであればフロップオールインまでが視野に入るということです。
ハンドレンジを知れば相手の手札も分かる
ここまでの解説で、適切なハンドレンジを考慮に入れられれば相手のハンドが分かるのでは?と思った方もいるでしょう。
もちろん、正解です!
適切なハンドレンジを知って相手のアクションを洞察すれば、自ずとハンドを絞り込め有利に戦いを進めることが可能です。
ただし、中上級者になってくると、投機的なハンドなどを含めバランスを取ってハンドレンジを見破られない、ゲーム中に、バランスしてくるなどの行動が取られるので十分な警戒が必要ですよ。
参加人数をプリフロップで絞るためにベットサイズを決める
参加人数が増えれば増えるほど、必要な勝率が下がり『AA』でも事故を起こしてしまいかねません。
事故とは、いわゆるクラック(割られる)という言葉で表現されます。
参加人数を絞るためには、できる限りプリフロップ時点で人数を絞り込む必要がありますよ。
その目的で、ベットサイズを決めていきましょう。
例えば、UTGからコールでBBのあなたに回ってきたと仮定します。(ハンド『AA』)
コールをしてしまえば、全員が参加することになり、勝率がかなり低下してしまうことになりますね。
そこで、レイズを返し、人数を絞り込むことで勝率を高めていくのです。
ポストフロップは事故を未然に防ぐためにベットする
さて、先程あげた仮定からより深堀して、参加人数4人でプレイしたとしましょう。
ボードには、Ad、Qd、9cが揃いました。
現状あなたはスリーカードが完成していますが、このボードだと『JTs』がオープンエンドフラドロから、ランナーランナーフラッシュストレートまで見えています。
特に『AA』スリーカードだと降りることはできないため、次のターン、リバーで事故を起こしやすいボードと言えるでしょう。
そのため、この場合はドンクベットになってもいいので、先打ちで、オールインもありです。
ブラフを仕掛ける
続いては、ブラフの種類を解説していきます。
ちなみに初心者から中級者に上がるためには、きちんとしたブラフを打てるようになるのも必須条件です。


セミブラフ
セミブラフとは、ドローがついた状態で現状勝っていないのに行うブラフを指します。
コンティニエーションベットと混同されがちですが、現状負けが確定している段階で行うのがセミブラフです。
ピュアブラフ
勝ち目がない段階で行うのがピュアブラフと言われます。
ピュアブラフは、完全にボードのストーリーで相手を下ろすことを指し、かなり高度なテクニックが必要になってきます。
ブラフを仕掛ける場合は相手のテル(癖)が目印になる
ブラフを仕掛ける際に最もなポイントは相手の弱みに漬け込むことです。
弱みに漬け込む場合には、相手のテルを常に観察し、ベットのタイミングが遅いときは負けているなどの情報を得ておく必要がありますよ。
アクションを有効活用する
続いてアクションについても考察を行っていきます。
- ベット→現状勝てる見込みがあるために行うアクション
- チェック→様子見のためのアクション
- レイズ→相手のハンドよりも強いことを主張するアクション
- フォールド→勝負を降りる
テキサスホールデムには3つのアクションが存在しており、一つ一つに意味があります。
チェックを行い相手の様子を伺いながら戦うのもありですし、ベットを繰り返し攻撃的なアクションを取ってもいいのです。
ただし、アクションには目的を含まなければいけない点だけには注意しましょう。
バリューベットを活用する
テキサスホールデムの戦略としては、バリューベットも重要です。
バリューベットとは、自分の利益を最大化するためのベットのことを指します。



勝てない場面では極力フォールドし、勝てる可能性が高い場面ではバリューベットをしてポットを大きくするのが、ポーカーの基本です!
バリューベットをするべきもっとも分かりやすいケースは、プリフロップでナッツだった場合です。
自分のハンドが最高の手札であれば当然勝てる可能性は高いため、利益の最大化を図ります。
その他にもバリューべとにはポイントがいくつかあるため、詳細に記載している以下の記事も参考にしてみてください。


ターンフォールドは正しい選択と知る
アクションの最終目的はポットを獲得することです。
その際に重要なのは、深追いしないこと。
単純なフラッシュドローだけだと、フロップ時点では約33%となりベットサイズによっては諦めなければなりません。
また、ターンで引けなかった場合には、16%程度にまで下がるため、ハーフポットサイズでのベットには潔くフォールドを行いましょう。
ポジションを有効活用する
さて、最後の項目ではポジションの有効利用を解説していきます。
アーリーポジション
UTGやUTG+1の場合、あなたがオープンレイズをした場合上位10%程度のハンドと推測されます。
フロップ時点で、KやQなどが落ちたとき、かなり攻撃的なプレイができるようになりますよ。
逆にそのシュチュエーションを利用して、ブラフや投機的なハンドを織り交ぜていくと良いでしょう。
ミドルポジション
ミドルポジションは変幻自在のポジションです。
『K10s』などの若干強めなハンドでレイズを仕掛けてもいいですし、プレミアムハンドで攻撃を仕掛けても大丈夫です。
ただ、アーリーポジションからのオープンレイズにコールした場合には、慎重にプレイする必要が出てきます。
レイトポジション
COやBTNは比較的大きめなハンドレンジでプレイが可能です。
ただし、それはアーリーポジションや、レイトポジションからのオープンレイズされていない場合に限ります。
SB・BB
SB・BBは強制的にベットを行っているため、レイトポジションよりも広い範囲でコールを行うことができます。
例えば、『89s』などですね。
スタックに余裕がなく、弱いハンドで無い限りコールレンジを広げて対応を行いましょう。
特に、フロップ時点で2ペアができていれば、AAなどをクラックできる可能性が高まります。
相手のハンドを読む
テキサスホールデムでは、相手のハンドを読むことが非常に重要になります。
相手のハンドを読む際には、相手のプレイスタイルを探るスタンスが効果的です。



プレイスタイルってどうやって探るの?



相手の行動を見ていると、プレイスタイルが分かってくるのです!
プレイスタイルを見るときに確認したいのが、ゲームへの参加の頻度やアクションの傾向です。
例えば、6人テーブルのポーカーであれば一般的なプレイヤーは5回に1回程度の頻度で参加してきます。
こうしたプレイヤーがもし早い段階からレイズを行ってきた場合、手元に微妙なカードを持っている可能性は低いでしょう。
具体的には、A~10のカードを持っている可能性が高いと推測できます。



実は、手堅いプレイヤーの方がハンドは読みやすいことも多いのです……!
その逆に2回に1回程度の頻度で参加するプレイヤーがいれば、あまり期待ができない微妙なハンドでも積極的に参加してくると予測可能です。
つまり、参加頻度の低いプレイヤーは、非常にハンドレンジが狭くタイトな戦い方をし、参加頻度が高いプレイヤーはハンドレンジが広くなる傾向があると考えられます。
また、レイズやフォールドなどアクションの動向にも、相手のプレイスタイルを探るヒントがあります。
端的には、レイズの頻度が高い人はブラフを仕掛けている可能性が高く、フォール度の頻度が高い人はハンドの強さをそのまま素直にアクションに反映させている可能性が高いでしょう。
相手のプレイの1つ1つには意味があると考えて注目していると、その思考が見えてくることがあるのです。
テキサスホールデムの戦略を考える上で確率を押さえておこう


テキサスホールデムの戦略を考えるときに重要な確率を知っておきましょう。
ある程度プレイしているユーザーであれば感覚で理解しているかもしれません。
しかし、感覚のみで決めてしまうと正しい戦略とズレた戦略になってしまう可能性が高いでしょう。
すべての確率を完璧に覚えるのは難しいので、まずは基本的な確率を押さえておきましょう。
今回の記事では以下の確率を解説します。
- 役の成立確率
- ハンドに配られる確率
基本的な確率を覚えておくだけで正しいプレイを行える可能性が高くなります。
役の確率一覧
各役の成立確率を解説します。
役の成立確率は勝負をするときに重要なので、最初に頭に入れておくといいですね。
細かい数字まで丸暗記していなくとも、数字の大小を把握しておくだけでも役立ちます。
ロイヤルストレートフラッシュ
ロイヤルストレートフラッシュの成立確率は約0.0032%です。
数十万回プレイしてようやく成立する確率なので見たことすらない人も多いでしょう。
ストレートフラッシュ
ストレートフラッシュの成立確率は約0.027%です。
ロイヤルを指定しないだけで、8倍以上成立確率が上昇しています。
ここまでのプレミア役はほとんど出現しないので確率を正確に覚えることに意味はありませんが、8倍出現しやすいなど相対的な認識を頭に入れておくと役立ちます。
フォーカード(クワッズ)
フォーカードの成立確率は約0.16%です。
1,000回プレイすれば1回は出現する可能性が高いので、「クワッズなんてほぼ出ないから…」と無視していると大きな失敗に繋がってしまうかもしれません
フルハウス
フルハウスの成立確率は約2.6%で、リバーまで40プレイして1回程度です。
現実的な確率で自分に入るので、フルハウス成立するときは大きく勝てるようなプレイをしたいですね。
ただし、成立確率が上記確率よりも低くなるクワッズに負けるなどのバッドビートもあるので、冷静にプレイするのも重要です。
フラッシュ
フラッシュの成立確率は約3.25%です。
性質上、他人と同時に成立する可能性が比較的高い役なので、フラッシュを考慮するときは念入りに状況確認をするクセをつけるといいですね。
ストレート
ストレートの成立確率は約4.62%です。
ストレートは強力なハンドの代表であるペアと複合しにくく、ノンスーテッドコネクターでは勝負に出ないプレイヤーも多いので、勝負の場では確率以上に出現しにくい役かもしれません。
スリーカード(トリップス)
スリーカードの成立確率は約4.83%です。
ストレートと並ぶほど成立確率は低いですが、ポケットペアの場合ぐっと可能性があがります。
ですから、実践で目にする機会が多い役ですね。
ツーペア
ツーペアの成立確率はこれまでよりぐっと上がった約23.5%です。
頻繁に目にする役なので、自分のハンドがAAだったとしても、ツーペアに逆転されて負けることがよくあります。
ワンペア
ワンペアの成立確率は約43.8%です。
次に紹介するノーペアよりも格段に成立しやすいです。
勝負が最後まで続いた場合は、相手もワンペア以上を成立させている可能性が非常に高くなります。
ノーペア(ハイカード)
ハイカードの成立確率は約17.41%です。
ショーダウンまで続けば、8割以上で何かの役が成立するので強い根拠がない限りは、勝負に行くのは難しいでしょう。
ハンドに配られる確率一覧
スターティングハンドの確率を紹介します。
勝負はスターティングハンドだけで決まるものではありませんが、ゲームの参加を決めるのには非常に重要な要素です。
AAが配られる確率
最強のスターティングハンドであるAAの確率は約0.45%です。
200ゲームに1度入ればいいプレミアハンドなので、AAが入ったときには大きく勝ちにいきたいですね。
しかし、AAでも負けるときは負けるので冷静に判断しなければいけません。
10以上のポケットペア(ハイペア)
ハイペアの確率は約2.26%です。
ペアの中でも勝率が高いので、相手が自分以上のペアを持っていると判断した場合以外、ベットして勝負に行きます。
ポケットペア
ペアハンドでスタートできる確率は約5.89%です。
コミュニティカードに同じカードが出れば3カードになるので、勝率が一気に高くなります。
22だったとしても上位10%以内の強さなので、基本的には勝負したいハンドです。
スーテッド
同じスートが2枚入る確率は約25.5%です。
フラッシュを目指してプレイすることになりますが、状況に応じて早めに降りてもしまってもいいハンドです。
Aが1枚以上
Aが1枚以上ある確率は15.3%です。
自分が1枚持っている場合は少しさがりますが、似た確率で相手もAを持っています。
A以外の特定のカードを考慮した場合も同じ確率です。
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テキサスホールデム戦略で初心者がやりがちなNG行動


最後の項目ではテキサスホールデムで初心者がやりがちなNG行動5選を解説していきます。
リンプ
リンプとは、BB・SB以外のポジションがプリフロップでコールする行為を指し、推奨されないアクションです。
なぜなら、必然的にBBを降ろすことができず、利益を逃してしまう可能性があるからです。
ポットが小さいことから、もし強いハンドであれば十分なチップを稼げません。
逆に弱いハンドであれば、フォールドすべきところを余計な出費をしているだけです。
初心者の内はできる限り、リンプせずに最低2.5BBからのオープンレイズで対応するようにしましょう。
ドンクベット
最近では研究が盛んになり、肯定されるベット方法でもあるドンクベットですが、初心者の内は避けるべきです。
ドンクベットとは、例えば、ポストフロップ時点でオープンレイズした人にチェックで回さずに、最初にベットを行うアクションを指します。
基本的にオリジナルレイザーの方が強いハンドを持っていると推測し、どんなアクションを取るのかによって次のアクションを考えます。
そのため、初心者の内はできる限りドンクベットを避け、オリジナルレイザーまでパスすることを心がけて下さい。



ドンクベットは元々「バカのベット」という語源の言葉です……もちろん上級者で行う方はいますが、初心者の場合は避けるようにしましょう……!
フロップを見るためのコール
ポーカーについての理解がまだあまり進んでない方の中には、勝算が無い中や特に計画が無い中で次の展開を見るためだけにコールしてしまう方もいます。
中途半端なハンドで通常であればフォールドした方が合理的な場面でも、「次のフロップをチェックすれば何か変わるかも……」と場当たり的にコールしてしまう方は少なくありません。



うっ……それくらいいいじゃん……自分が好きな数字の組み合わせのハンドとかだと、「コールしてみようかな」なんて思ったりする……



ダメだよ……「これぐらいいいでしょ」程度の理由からアクションを決めてしまうのは、ポーカーにおいて絶対にさけなくちゃいけない行動なんだ……!
もし「この先続けていけば勝てる見込みが現実的にある」と判断できないのであれば、しっかりと勝負を避けることが重要です。
勝つ見込みがないハンドでもコールを続けて良いのは、ブラフを計画的に行っている時ぐらいでしょう。
「何が起こるか分からないから、別に良いのでは?……」と少しでも思うのであれば、まだまだ運に任せてポーカーをプレイしている証拠です。
ポーカーにおいて、運の要素を0にすることははできません。
しかし、自分でコントロールできる部分に関しては可能な限り運の要素を排除することが、上達への重要なポイントだと理解しましょう。
まとめ:テキサスホールデムの戦略


今回の記事では、テキサスホールデムの戦略について詳しく解説してきました。
キャッシュゲームとトーナメントには明確な違いが出てくるため、意識したプレイを心がけるようにして下さい。
実際にプレイして知識を試してみたい方は、初心者でも楽しめるKKポーカーがおすすめです。
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