「ハンドレンジって何なの?」
「ポジション毎のハンドレンジを知りたい!」
こんな疑問やお悩みありませんか?
ポーカーで勝率を上げるために、ハンドレンジは必ず知っておかなければならない知識です。
そこで、今回の記事ではポーカーハンドレンジについて詳細に解説していきます。






この記事を読むと、各ポジションのプリフロップにおけるレイズの基準が分かるので、是非最後までご覧ください。
ちなみに意外と専門用語も出てくるので、是非用語解説の記事もご覧下さいね。


目次
ポーカーのハンドレンジとは


結論から言ってしまえば、ハンドレンジは自分が勝負に出たほうが利益に繋がるハンドの強さの範囲を示したものです。
基本的に、ポーカーは集団の中で役の強さを競うゲームなので、全てのスターティングハンドで戦っていると負けてしまいます。
最初に配られる2枚のカードがある程度の強さを持ってないと、勝ち越しを作ることが難しいのです。
また、相手のハンドレンジを察知できれば、あくまでも可能性としてですが、相手の持っているカードの強さを予測可能です。



色んなパターンで「戦うべきか避けるべきか」を判断するための基準になる感じか……!



ハンドレンジへの理解の深さは、プレイヤーの強さにかなり関係しているんだ!だから勉強は重要だよ!
自分の勝つ可能性を上げるために、ハンドレンジの理解は必要不可欠な知識となります。
ポーカーのルールはこちらの記事「テキサスホールデムとは?基本ルール・戦略を分かりやすく解説!」で詳しく解説しているので、ぜひ合わせてご一読ください。
ポーカーのハンドレンジを決定するプレイスタイルとは?


一般的に、プレイヤーが利益を得られるというハンドレンジの強さの基本は決まっています。
ポーカーは確率のゲームなので、利益が得られるハンドの強さの範囲自体は変化しません。
ただし、プレイスタイルによっては、プレイヤーが使うハンドレンジは基準値からズレます。



積極的なプレイスタイルか慎重なプレイスタイルかによっても変わるってイメージですね!
そして、ポーカーでは、プレイヤーのハンドレンジの違いによって、プレイスタイルの呼び名が異なってきます。
どういった違いがあるのか、詳しく見ていきましょう。
ポーカーのプレイスタイル①:ルース
まずは、ルースと呼ばれるプレイヤーです。
こちらは、 普通のハンドレンジで戦っているよりも多くのハンドで戦うプレイヤーを意味します。
弱いハンドであっても、恐れずにプリフロップからコールやレイズを行っていくのでゲームに参加する確率が非常に高くなります。
ポーカーのプレイスタイル②:タイト
一方で、タイトと呼ばれるプレイヤーは、普通のハンドレンジよりもさらに狭く強いハンドでしか戦わないプレイヤーを意味します。
相手よりほぼ強いと判断できるハンドのみで戦うことになるので、ゲームに参加する頻度自体は少なめです。
もちろん、ゲームに参加した際の勝率は高くなっていきますが、あまりにもタイト過ぎるプレイはデメリットを生みます。
具体的には、アンティ負けしたり、相手が勝負に乗ってくれず、ポットが大きくならないので、勝っても利益が少ない等のデメリットが発生します。
ポーカーで良く聞くアグレッシブ・パッシブってどういう意味??
また、ポーカーではルースとタイトに加えてアグレッシブとパッシブと言う言葉もプレイスタイルの表現に利用されます。
アグレッシブは多額のベットや高頻度のレイズを好む好戦的なプレイヤーを意味し、パッシブはレイズよりもコールを好む非積極的なプレイヤーを意味します。
これらの4つの言葉を組み合わせてポーカーでは、その人のプレイスタイルを表すケースが多いですね。
例えば、レイズが多く広い範囲のハンドで戦う人のことをルース・アグレッシブ。
強く狭いハンドでのみ戦いレイズの頻度も少ない非常に慎重なプレイをするプレイヤーをタイトパッシブと呼びます。
ポーカーでプレイスタイルが判断出来るようになると、相手が持っている手札の強さを予測出来るようになりますよ。実際にプレイして、様々な戦い方を覚えましょう。
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ポーカーのハンドレンジの見方


ハンドレンジの基本が分かったところで、次はいよいよ具体的なハンドレンジ表の見方を確認していきましょう。
まずは、こちらの画像をご覧ください。


こちらは、HJにおけるタイトプレイヤーのよくあるタイプのオープンレイズのレンジ表です。
左右数字の並びが同一絵柄のスーテッドを、上下の並びがオフスートを意味しています。
そして、この表を利用する時に注目するのが、黄色の背景が塗られている部分です。
プリフロップにおいてオープンレイズを行う場合には、この表に従って55やAToなどのスターティングハンドでのみで戦えば、不利益につながるケースが少なくなります。



ハンドレンジの勉強においてこの表は頻繁に出てきますから、たくさん見て慣れてしまったもの勝ちです!
この後は、タイトとルースなプレイヤーの、各ポジションにおけるオープンレイズのハンドレンジ表を確認していくので、引き続き是非最後までご覧ください。
【タイト編】各ポジションにおけるハンドレンジ


早速、各ポジションのオープンレイズ(一番初めのレイズ)に用いられるハンドレンジ表を確認していきましょう。



ポジションによってプレイヤーの有利不利は変化するため、ハンドレンジも変化するんです!
まずは、タイトプレイヤーを想定したレンジ表を用意しました。
ちなみに、画像の上に載せてある%は、数あるスターティングハンドの組み合わせの内、どれくらいの組み合わせがレイズ出来るのかの%を示したものとなっています。
UTG・UTG+1
10%程度


スート(スーテッド):AT+,KT+,QT+
オフスート:AT+,KQ+,
ポケットペア:77+ 「+」はそれ以上の数の大きさの組み合わせを意味しています。
アーリーポジションであるUTGは後ろのポジションからリレイズが入ってくる可能性も考慮して、強いハンドでなければ基本的には戦えません。
MP1
12%程度


スート:A9+,KT+,QT+
オフスート:AT+,KQ+
ポケットペア:66+
ミドルポジションも、かなり早い段階のアクションとなるので、こちらも強いハンドでないと勝負は出来ませんね。
弱いハンドでレイズを行うと、後ろからのリレイズやコールに対する対処が難しくなります。
MP2
15%程度


スート:A5+,K9+,Q9
オフスート:AT+,KT+,QJ+
ポケットペア:66+
MP1とほとんど変わりませんが、スーテッドであればQ9やK9などの組み合わせも使えるようになります。
HJ(ハイジャック)
17%程度


スート:QT+
オフスート:A5+
ポケットペア:55+
まだまだ、HJでは戦えるハンドは広がりません。
CO(カットオフ)
20%程度


スート:A4+,K8+,Q9,J9+,T9+
オフスート:A9+,KT+,QT+,JT+
ポケットペア:44+
COになるとかなりハンドレンジは広がります。
絵柄や10(T)以上の組み合わせのほとんどで勝負に出れますし、Aを使ったスーテッドの組み合わせのほとんどもオープンレイズに使えます。
BTN
30%程度


スート:A2+,K5+,Q7+J8+,T8+,98+
オフスート:A5+,K9+,Q9+,J9+,T9+
ポケットペア:22+
後ろにSBとBBの2名しか残っていないBTNからは、今までのポジションと比べて格段にレンジが広がっていきます。
勝負できるハンドの広さ自体はSBに劣りますが、フロップ以降は相手のアクションを見てから行動できる一番最後のポジションとなるので、最良のポジションだと言われることが多いですね。
SB(スモールプラインド)
40%程度


スート:A2+,K2+,Q4+,J7+,T7+,97+
オフスート:A2+,K7+,Q8+,T9+
ポケットペア:22
後ろにビックブラインドしかおらず、既に半分のブラインドを支払っていてオッズと勝率の釣り合いが取りやすい都合上、損しないハンドレンジはかなり広いです。
ただし、BBによるリレイズへの対応が難しかったり、フロップ以降は一番最初にアクションを起こして相手に情報を与えてしまうポジションなので、BTNよりも悪いポジションだと言われています。
BB(ビックブラインド)
BBにはオープンレイズのハンドレンジ表はありません。
BBがオープンレイズ出来る状況というのは、リンパー(コールしてきた人)がいる場合ですが、この場合、既にBBはブラインドを支払っているのでタダでフロップに移動してコミュニティーカードを見れます。
そのため、オープンレイズを行うメリットが非常に薄いんですね。
ちなみに、状況判断にはよりますが、相手のオープンレイズに対しては上位50%程度のハンドでコールするのが普通です。
ただし、アーリーポジション(UTGやUTG+1)に近づけば近づくほど相手のハンドレンジは強くなっていく点は必ず考慮しましょう。
レンジ的にBTNやSBに対してのコール頻度が増えても構いませんが、ほぼ強いカードからしかオープンレイズしてこないUTGに対するコールは、プリフロップの時点で負けている可能性が高いです。
【ルース編】各ポジションにおけるハンドレンジ


次は、比較的レンジを広くするルースプレイヤーのハンドレンジ表を見ていきましょう。
今回は筆者が良くプレイするハンドレンジとして、タイトプレイヤーよりも5%程度緩めなレンジを紹介していきます。
後ほど詳しく解説しますが、ハンドレンジは状況によって変わってくるので、この記事を参考に、是非アレンジを加えて見てくださいね。






UTG・UTG+1
15%程度


スート:A7+,KT+,QT+,JT+
オフスート:AT+,KT+,QJ+,
ポケットペア:77
タイト同様にUTGポジションでは、ルースプレイヤーもあまり戦えるスターティングハンドの組み合わせは多くありません。
MP1
17%程度


スート:A5+,K9+,Q9+,J9+
オフスート:AT+,KT+,QT+ ポケットペア:66
タイトプレイの時と比べると、ポケットペアの強さこそ変化していませんが、Aを使ったスーテッドの範囲が非常に広くなっています。
MP2
20%


スート:A4+,K9+,Q9+,J9+,T9+
オフスート:A9+,KT+,QT+,JT+
ポケットペア:66+
ルースプレイヤーはMP2の時点で、タイトプレイヤーにおけるCOと同じ広さのハンドレンジとなります。
HJ(ハイジャック)
22%程度


スート:A3+,K7+,Q8+,J9+,T9+
オフスート:A8+,KT+,QT+,JT+,
ポケットペア:55
MPからあまり大きな変化はありません。
CO(カットオフ)
25%程度


スート:A2+,K6+,Q8+,J8+,T8+
オフスート:A7+,KT+,QT+,JT+
ポケットペア:55+
まだ後ろにBTNやSB、BBが控えているため積極的な行動は取れませんが、25%のオープンレイズレンジを持っていることから、4回に1回という高い頻度で戦うようにはなります。
BTN
35%程度


スート:A2+,K3+,Q5+,J7+,T7+,97+,87+
オフスート:A2+,K7+,Q9+,J9+,T9+
ポケットペア:22+
ルースなBTNともなれば、A1枚持ちや22などのスモールペアであっても、全部オープンレイズの範囲に入ります。
SB(スモールプラインド)
45%程度


スート:A2+,K2+,Q3+,J6+,T6+,96+,86+,76+,66
オフスート:A6+,K6+,Q8+,J8+,T8+,98+,
ポケットペア:66+
ルースプレイヤーがSBのポジションをプレイする際には、かなりの頻度でゲームに参加します。
98oといった弱めのコネクターや76sでも、ストレートやフラッシュ狙いで勝負に出てくるので、ルースプレイヤーのハンドの強さの見極めは、正直困難です。
ただし、弱いハンドであるケースが多いので、ショーダウンまで持ち込めればルースプレイヤーが敗北することが多いです。
ハンドレンジの覚え方は?


ここまでハンドレンジの考え方や基本などについて解説してきましたが、「どうやって覚えたら良い?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。



いや~確かに、丁寧に説明してもらったんだけど、覚えられるのかっていう心配が出てきてるかな……



たくさん表を見たから、焦ってしまう気持ちはあるよね……けどね、焦らず地道にやっていくのが一番の方法なんだ……!
結論からお話しすると、ハンドレンジ表を見ながら実際にポーカーを何度も繰り返すのが最も無理なく、かつ早く覚える方法だと言えます。
つまり、どれだけ多くポーカーのプレイ回数を確保できるのかが重要です。
沢山プレイしていけば、それだけ多くのプレイヤーと対戦できます。
さまざまなプレイスタイルのプレイヤーと対戦する機会が増えれば、それだけ自分の経験の幅も増えていくでしょう。



けどたくさんプレイするのって、普通にやってたら大変だよね……



そうだね……!だからなるべくプレイしやすいオンラインポーカーサービスを見つけることが重要になるね!
初心者の方がなるべくたくさんプレイをしたいのであれば、KKPokerの利用がおすすめです。
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【まとめ】ポーカーのハンドレンジ一覧


今回は、ポーカーのハンドレンジについて解説してきました。
結論から言ってしまえば、ルースやタイトには様々な議論があるので、どちらかが必ず優れているとは言えません。
卓にルースなプレイヤーが多ければタイトにプレイしてポットを奪う。
タイトなプレイヤーが多ければ、ルースアグレッシブにプレイしてブラインドスチールを狙うなど、状況によってプレイスタイルの最適解は異なります。
ただし、相手のプレイスタイルを見抜き、自分が相手に会わせたレンジ調整を行えるようになるためには、今回紹介した基本のハンドレンジ表を知ることが大切です。
実際にKKPokerをプレイしながら、覚えていきましょう。
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