フルハウスとは？ポーカーの役の強さや確率・フルハウス同士の勝敗の決め方を徹底解説

英語で満員状態を表すフルハウス（full house）とは、ポーカーの役の名前でもあり、かなり強力なハンドです。

この記事では、ポーカーにおける「フルハウス」の意味や由来から以下のようなことまで紹介していきます。

• フルハウスが成立する組み合わせ
• フルハウスが揃う確率
• ポーカー強い順番と役一覧
• フルハウス同士の勝敗

ポーカーのルールを復習したい人は「テキサスホールデムとは？基本ルール・戦略を分かりやすく解説！」の記事も併せて確認してください。

ポーカーの「フルハウス」とは？

フルハウスとはポーカーにおける役の1つで、同じ数字3枚と同じ数字2枚揃えることで成立します。

フルハウスはfull houseと書き、家や建物がいっぱいな状態から「満員」という意味を持ちます。また、米議会のことを「The House」と呼ぶことから、満場一致で議決されることも意味します。

フルハウスと呼ばれる由来は、5枚の手札をフルに使うことからきているという説が有力です。

ポーカーが始まった頃は、ストレートやフラッシュなど手札を5枚使う役がなかったため、このペアがフルハウスと呼ばれるようになりました。

フルハウスが成立するカードの組み合わせ

フルハウスは、ワンペアとスリーハンドから成立する役です。

例えば下の画像のように、コミュニティーカードに8、J、J、6、7があり、ハンドが8、Jの場合、コミュニティーカードとハンドの88とJJJの組み合わせでフルハウスが成立します。

フルハウスは5枚使うため、成立させるのに不要なカード（キッカー）がありません。

なので最初からワンペアが成立していたり、フロップ（最初に並べられるコミュニティーカードが3枚）が開示された時すでにワンペアが2組成立していないと、なかなか成立が厳しい役になります。

ポーカーの役に付いてもっと知りたい人は「ポーカーの役一覧」の記事を参考にしてみてください。

フルハウスが揃う確率

フルハウスが揃う確率は0.14％です。

52枚のトランプからランダムに手札を引いた中で5枚組の組み合わせを作るパターン（ハイカード（ブタ）を含む）は約260万通りもあります。

計算式：！／5！（52－5）！＝2,598,960」

そのうちフルハウスとなる手札の組み合わせは、「13×4×12×6＝3,744通り」です。

計算式：13通り×4C3（4種類のマークのうち3種類の組み合わせ）×3枚のカードの数字12種から1種を選ぶ組み合わせ×4種類のマークのうち2種類を選ぶ組み合わせ

フルハウスの出る確率を求めるには、3,744通りを全体で割ればいいので、3,744／2,598,960の約0.14％となります。

ポーカーにおけるフルハウスの強さ【役一覧】

5枚役であるフルハウスは揃える難易度が高く、強力なハンド（役）になっています。

具体的には9つの役の内、フルハウスの強さは上から4番目に強い位置づけです。

1. ロイヤルストレートフラッシュ
2. ストレートフラッシュ
3. クワッズ（フォーカード）
4. フルハウス
5. フラッシュ
6. ストレート
7. スリーカード（セット）
8. ツーペア
9. ワンペア

フルハウスより上位のハンド（役）が揃う確率はどれも0.1％以下であるため、フルハウスを手にした際の勝率はかなり高いと考えられるでしょう。

スターティングハンドがいい場合の戦い方などについては「【ポーカーの基礎知識】スターティングハンドとは？」の記事を参考にしてみてください。

フルハウスより強い役とは

フルハウスより強いハンド（役）は、以下の3つです。

• ロイヤルストレートフラッシュ（同じスートで10、J、Q、K、Aが揃っている役）
• ストレートフラッシュ（同じスートで数字が順番に5枚揃っている役）
• フォーカード（同じ数字が4枚揃っている役）

どれも揃う確率は0.1％を大きく下回るレアなハンド（役）です。

そのため、基本的にフルハウスで負けることはほとんどないと考えていいでしょう。

フルハウス同士の勝敗の決め方

フルハウス同士で勝負となった場合は、各プレイヤーのハンド（役）を構成するカードを比較して勝敗を決めます。

3枚組の方を比較し、より強い数字を揃えているプレイヤーが勝ちとなります。

例えば、以下のようなパターンを想定して考えてみましょう。

• プレイヤーＡ：Qが3枚、3が2枚のフルハウス
• プレイヤーＢ：8が3枚、Qが2枚のフルハウス

フルハウス同士の勝負では3枚組を比較するので、より強いランクであるQを3枚そろえたプレイヤーAの勝利となります。

フルハウスを成立させてポーカーで勝とう！

フルハウスは英語で「満員」や「満場一致での議決」などを意味する他、ポーカーでのハンド（役）を指す言葉でもあります。

ポーカーにおけるフルハウスは同じ数字を3枚を1組、同じ数字2枚を1組出さなければいけない難易度の高い役で、出現確率は0.14％と低く、ランクとしては上から4番目の強力なハンド（役）です。

フルハウス同士の勝負では3枚組の数字がより強いランクであるプレイヤーが勝利となります。

これに勝てる役は、ロイヤルストレートフラッシュ、ストレートフラッシュ、フォーカードがフルハウスに勝てるハンド（役）の4つだけです。

役の強さや確率について知りたい人は以下の記事を参考にしてみてください。

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