皆さんはギャンブルゲームの王道「ポーカー」をやったことはありますか?
やったことはあっても

なんとなくルールは知っているけど、
カードの強さの順番とかってどうなっているの?
なんて疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、ポーカー初心者の方でもすぐに理解できるように、図を交えながら役の強さについて解説しています。
↓今回の記事で分かること↓
それでは、確認していきましょう!
ポーカーの役とは?


役(ハンド)とは、持っているカードの強さを現したものです。
基本的に5枚のカードで作られる役(ハンド)の強さでゲームの勝敗を決めます。
本記事では、そんなポーカーの役について詳しく解説しているので、これからポーカーを始めるあなたは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ポーカーのルールをもっと詳しく知りたいあなたは、「テキサスホールデムのルール」を詳しく解説している記事があるので、ぜひこちらも読んでみてくださいね。
ポーカーの役一覧


ポーカーの役は、以下の順番で強さが異なります。
強さ | 役の名前 | 確率 |
1位 | ロイヤルフラッシュ | 0.00015% |
2位 | ストレートフラッシュ | 0.0015% |
3位 | フォーカード | 0.024% |
4位 | フルハウス | 0.14% |
5位 | フラッシュ | 0.20% |
6位 | ストレート | 0.39% |
7位 | スリーカード | 2.1% |
8位 | ツーペア | 4.75% |
9位 | ワンペア | 42.25% |
10位 | ハイカード | 50% |
どのようなカードだと役になるのか、強い順に紹介していきます。
ポーカーの役①ロイヤルフラッシュ


ナンバーが10・J・Q・K・Aのストレートで、全て同じマークの役を「ロイヤルフラッシュ」と言います。
ロイヤルフラッシュが出る確率は0.00015%で、オリンピックで金メダルをとる確率とほぼ同じです。飛行機が落下して死ぬ確率よりも低いので、遭遇したら”真の奇跡”といっても過言ではないでしょう。
ポーカーの役②ストレートフラッシュ


「ストレートフラッシュ」は、ナンバーが順番の「ストレート」とマークが同じ「フラッシュ」が同時にそろった役です。
ナンバーの強さが同じだった際は、マークの強さで判断します。(♠️>❤︎>♦︎>♣️)
下のような勝負になった時は、上が♣️ストレートフラッシュ・下が♦︎のストレートフラッシュということで、下の勝ちです。


この役が出る確率は0.0015%なので、雷に打たれて死ぬ確率(0.0012%)と蜂に刺されて死ぬ確率(0.0012%)とほぼ同じです。
ポーカーの役③フォーカード


「フォーカード」は、「A・A・A・A」のように、一致するナンバーのカードが四枚だった時の役です。
同じナンバー同士になることはないので(トランプを二つ使わない限り)、ナンバーの強さで判断します。
下のような勝負になった時は、上がKのフォーカード・下がQのフォーカードということで、上の勝ちです。


万が一、ナンバーが同じだった際は、残った一枚のカードの強さで勝ちor負けが決定されます。
ポーカーの役④フルハウス


五枚のカードが「スリーカード」と「ワンペア」だった際は『フルハウス』という役になります。
ある調査では、ガリガリくんが二回連続で当たる確率が0.16%なので、それよりも遭遇する確率が低い役です。
フルハウス同士の際は、スリーカードの強さ→ワンペアの強さの順番で勝ちor負けを決定します。
下のような勝負になった時は、上がKのスリーカード・下がQのスリーカードということで、上の勝ちです。


ポーカーの役⑤フラッシュ


五枚のカードが全て同じマークの役を「フラッシュ」と言います。
この役は「♣️・♠️・♦︎・❤︎」のどれかのマークが揃っていれば、成立します。
もしフラッシュ同士だった際は、マークで勝ちor負けを決定します。(♠️>❤︎>♦︎>♣️)
下のような勝負になった時は、上が♣️のフラッシュ・下が❤︎のフラッシュということで、下の勝ちです。


ポーカーの役⑥ストレート


「ストレート」は、ナンバーが連番に並んでいる役です。
『2,3,4,5,6』や『7,8,9,10,J』などが、これに当たります。
しかし『K・A・2』を含むストレートは、役として認められません!
例えば『J・Q・K・A・2』といった役です。
ポーカーの役⑦スリーカード


同じナンバーが三枚揃うと「スリーカード」という役になります。
ナンバーの強さによって、勝ちor負けが判断されます。
下のような勝負になった時は、上がKのスリーカード・下がQのスリーカードということで、上の勝ちです。


ポーカーの役⑧ツーペア


五枚のカードの内、二組のペアが成立している際は「ツーペア」という役になります。
ツーペア同士の場合、最もナンバーの高いカードのペアを持っている人の勝ちです。
一番高いナンバーが同じ際は、次のペアのナンバーの強弱で勝ちor負けを決定します。
下のような勝負になった際は、Kのペアは一緒ですが、次のペアが上7・下がQということで、下の勝ちです。


※二組とも同じだった際は、残った一枚のカードの強さで勝ちor負けを決定します。
ポーカーの役⑨ワンペア


五枚のカードの内、二枚のカードのナンバーが同じだった際は「ワンペア」という役になります。
ワンペア同士であった際は「カードのナンバーの強さ」→「残り三枚の強さ」→「マークの強さ」で勝ちor負けを判断してください!
下のような勝負になった際は、Kのペアが同じで次の強いカードがQなので一緒ですが、次のカードが上が4・下が7ということで、下の勝ちです。


ポーカーの役⑩ハイカード


通称「ブタ」とも呼ばれるハイカードは、何も成立していない状態を示します。
ハイカード同士だった際は「カードのナンバーの強さ」→「マークの強さ」の順で勝ちor負けを判断します!
下のような勝負になった際は、Kは同じですが、次のカードが上が8・下が7ということ、上の勝ちです。


ポーカーの役を引ける確率一覧


ポーカーの役の種類がわかったところで確率も紹介します。
最初から確率をしっておけば上達の近道になります。
各役がリバーまでに成立する確率は以下の表の通りです。
【ポーカー役成立簡易確率表】
役 | 役の例 | 確率 |
ロイヤルストレートフラッシュ | ♠AKQJ10 | 0.0032% |
ストレートフラッシュ | ♠76543 | 0.027% |
フォーカード | 8888 | 0.16% |
フルハウス | 33555 | 2.6% |
フラッシュ | ♠が5枚 | 3.25% |
ストレート | 98765 | 4.62% |
スリーカード | 333 | 4.83% |
ツーペア | 22AA | 23.5% |
ワンペア | JJ | 43.8% |
ハイカード | 上記なにもなし | 17.4% |
次からは、プレイしているときに現れる場面での確率を紹介します。
役が成立する確率よりも実戦に役立つ確率ですので、把握しておきましょう。
フラッシュドローでフラッシュが完成する確率
フラッシュドローとはあと1枚特定のスートを引ければフラッシュが完成する状況のことで、1チャンスの場合は約19%、2チャンスの場合は約35%です。
4種のスートがあるので25%と勘違いしてしまいがちですが、4枚のカードがすでに出ているので確率が下がります。
このようにドロー状況では、アウツ(役成立のために引きたいカード)の枚数が重要です。
フラッシュドローは、引きたいカードがすでに見えていると、全体における有効なカードの割合が下がり、引ける確率が低下するいい例です。
ツーペアからフルハウスになる確率
2ペアがフルハウスになる確率は、1チャンスの場合約8%、2チャンスの場合約16%です。
フルハウスへのアウツは2ペアのどちらかの数字なので、2種×2枚の4枚です。
フルハウスになれば、ほぼ役負けしません。
ただし、役構成のコアがコミュニティカードによるものの場合は、相手もフルハウスや4カードが成立している可能性があるので、最後まで気を抜かないプレイをしましょう。
セットからフルハウスになる確率
セットとは、ハンド:2・2 フロップ:8・2・Aのように、孤立した1枚が重なればフルハウスになる状況のことです。
セットからフルハウスになる確率は1チャンスだとアウツが2種×3枚=6枚なので12%、2チャンスだとアウツが1回目2種×3枚=6枚で、2回目3種×3枚=9枚なので約30%です。
セットは4カードも成立する可能性もあり、アウツは1枚なので1チャンスごとに約2%4カード成立の可能性があります。
オープンエンドフラッシュドローが完成する確率
最後にオープンエンドストレートフラッシュドローが完成する確率を解説します。
オープンエンドストレートフラッシュドローとは、オープンエンドストレートドロー(5678など両端どちらを引いてもストレートが成立)とフラッシュドローが同時に成立している状況のことです。
役が成立していないドロー状況では最も強力な状態のひとつです。
1チャンスならば約32%、2チャンスならば約54%でストレートもしくはフラッシュが成立します。
ポーカーの役に関するよくある質問


初心者のうちは、ポーカーをプレイしていると、



この場合どっちが勝ち?



なんで負けたの?
といった疑問が生まれる時があります。
そんなポーカーをやっていてよくある質問への答えを二つ紹介します。
同じ役の時はどうやって勝ち負けが決まるの?
○同じ役だった場合
ナンバーの強さによって勝ちor負けが決まります。
ナンバーの優劣は「A (エース)→K (キング)→ … →4→3→2」です。


3のワンペアと4のワンペアだった場合を例にあげましょう。
ナンバーとして4の方が強いため、4のペアを持っている側が勝ちとなります。
○ナンバーが同じ場合
次に持っているカードの強弱で勝ちor負けを決定します。
3のワンペアを持つAさんと3のワンペアを持つBさんという勝負になった際、三枚目のカードがAさんがA (エース)・BさんがK (キング)だったら、Aさんの勝ちとなります。<三枚目のナンバーも同じなら四枚目、四枚目も同じなら五枚目のナンバーの強さで勝ちor負け判断します>
○全て持っているナンバーが同じだった場合
持っているマークの強さで勝ちor負けを決めます。
マークの優劣は「♠️(スペード)→❤︎(ハート)→♦︎(ダイヤ)→♣️(クローバー)」です。


例を挙げると、以下のようなストレート同士で数字も同じ際は、♦︎よりも♠️の方が強いため、上の手を持つ方の勝ちとなります。


数値もマークも同じ役の時はどうなるの?
基本的にポーカーは五十二枚のカードを使用して行われるゲームなので、役と数値が同じになってもマークが同じになることはありません。
しかし、プレイやー人数が多く、二つのトランプを使って行う際は、そのような状態になる可能性が出てきます。
そうなった時は、引き分けとなり、勝ち分は山分けです。
ポーカーの役を覚える良い方法はないの?
ポーカーの役をなかなか覚えられないと感じている方は、やはり多いでしょう。
いつまでも覚えられないと「自分はダメだな……」と嫌な思いになる物であり、ポーカーを続けるモチベーションにも関わってきます。



そうなんだよね……ボクは覚えが悪くて、分からなくなる時があるよ……暗記物って苦手なんだ……



役に限らず、ポーカーでは覚えることが結構あるもんね……「確実に覚える方法」の紹介は難しいけど、覚えるためのコツみたいなものを紹介するね……!
ポーカーの役を覚えるために意識したいのは、以下のポイントです。
ポーカーの役を覚えるためのポイント
- すぐに見られるところに一覧を置いて・開いておく
- すぐに一覧を見られる状態でポーカーを繰り返しプレイする
- 分からなくなったらすぐに一覧を見て確認する
大切なことは、「思い出せない……」と思ったときには無理をせず、その場ですぐに正解をチェックすることです。
物事が分からない状態には、「頭の中にない(知らない)」状態と「頭の中にはあるが出てこない(思い出せない)」状態の2つがあります。
そしてまず取り組みたいのが、「頭の中にない」状態を解消して「知ってはいるけど思い出せない」状態に持っていくことです。



まだ頭の中にない状態であれば、いくら粘っても正解は出てきません……いくら頭をひねったとしても、頭の中に答えが無いのですから……
そこで大切なのが、分からないと感じたらすぐに正解を見ることなのです。
分からないと感じたら毎回すぐに正解を確認することで、徐々に頭の中に答えが刷り込まれていきます。
また、何度も繰り返すことで、思い出す訓練を重ねることにもつながります。
そのため、初心者ほど無理をせず「分からない→すぐ答えを見る」という習慣を身につけることが大切でしょう。
この方法は他のことを覚える際にも活用できるため、ぜひともここで試して習得してみてください。



このページを開いておいて分からなくなったらすぐにチェックするようにすれば、数をこなしていくうちに無理なく覚えられるものですよ……!
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KKPokerには初心者が比較的多いため慌てることが少なく、低レートでプレイを重ねれば着実にポーカーの基本や理論を身につけていくことができるでしょう。
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【まとめ】ポーカーの役一覧


簡潔にまとめると、ポーカーの役について伝えたいことは二点です。
●役の強さの順番
ロイヤルフラッシュ>ストレートフラッシュ>フォーカード>フルハウス>
フラッシュ>ストレート>スリーカード>ツーペア>ワンペア>ハイカード
●役の強さが同じだった場合の勝敗
「数字の強さ→マークの強さ」という順番で判断しましょう!
この二点を覚えて、ぜひ楽しいポーカーのプレイを楽しんでください!