この記事はギャンブルを推奨するものではありません。
ポーカーの役の1つである「ハイカード」

ハイカードって種類が豊富で、
どのカードが強いのか、いつもわからなくなるんだよね…



確かに初心者のうちは難しいよね…。
そんな君に、今回はハイカードの正しい知識と勝負における判断の仕方などを解説していくよ!
ポーカーの基本ルールを詳しく解説している記事もあるので、気になるあなたは、この記事と合わせてご一読ください。
✅今回の記事で分かること
- ポーカーのハイカードとはどんな役なのか?
- ポーカーのハイカードに関する疑問とその答え
それでは、「ハイカードとはどんな役なのか」から、解説していきます!
【ポーカーの基礎知識】ハイカードとは


ハイカードとは、数字が全てバラバラで、マーク(スート)も揃っていない、「何の役も出来ていない状態」のことです。
※ハイカードは、役として数えられることもありますが、正確には役ではありません。
別の言い方では、「ブタ」「ハイ」「〇〇ハイ(〇〇には、手札の中の1番強い数字が入る)」「ノーペア」「ノーハンド」「役なし」「スカ」と表記されることもあります。
ただし、ケースによっては現状で最高のキッカー(役ができてない状況で最も強いカード)をハイカードと呼ぶこともあるため注意しましょう。



基本的には、何も役ができていない状態を指すことが大半です!
そもそもポーカーの役の強さは?
ここで、ポーカーにおける役の強さを整理しておきます。
ポーカーの役を強い順に並べると、一般的には以下の通りです。
ポーカーの役の強さ(強い方から順番に)
- ロイヤルフラッシュ
- ストレートフラッシュ
- フォーオブアカインド(フォーカード)
- フルハウス
- フラッシュ
- ストレート
- スリーオブアカインド(スリーカード)
- ツーペア
- ワンペア
- (ハイカード)
ハイカードは正確には役ではないため、カッコ書きにしています。
ハイカードは何もそろっていない状況を指すだけに、上記の通り最弱のハンドです。



やっぱり最弱か……じゃあハイカードを見たらもうフォールドするしかないの?



でもね、少人数の時を中心として相手もハイカードになる確率は高いだけに、必ずしも「即フォールド」とまでは言い切れないんだ!
特に2~3人程度でゲームをしている場合、お互いにハイカードになることは多々あります。
ハイカードを見た時には、状況から取るべきアクションを整理することが重要です。
ポーカーの役については以下の記事でも解説しているため、ぜひともご覧ください。
そもそもカードの強さの順番は?
ポーカーにおけるカードの数字の強さの順番は、以下の通りです。
ポーカーのカードの数字の強さ:【強い】A>K>Q>J>10>9>8>7>6>5>4>3>2>【弱い】
ハイカード同士の戦いでは数字の強さを見比べて勝敗を決するため、上記は基本ではありますがしっかりと押さえておきましょう。
ポーカーのハイカードの例
<例1>勝てる可能性が少ないハイカード
上の「2・4・7・9・10」のように、J以上の絵柄カードがない場合は、ハイカード同士の勝負になっても、勝てる可能性が少ないです。
こういった場合は、
- 勝負からすぐ降りる(フォールド)
- ブラフをかけてみて、相手の出方を伺う
などの手段を使うと良いでしょう。
<例2>勝てる可能性が高いハイカード
上の「A・Q・J・9・7」のように、AやKといった絵柄のカードがあった場合、ハイカード同士の勝負であれば、勝てる可能性が高まります。
基本的に、勝負の半分はハイカードとなるので、「いかに高い数字のトランプを獲得できるか」が勝負の分かれ目です。
ハイカード時のハンドの呼び方
ハイカード時の手札は、「〇〇ハイ」などと呼びます。
〇〇の位置には、ハンドの5枚の中で最も高いランクのカードが入ります。
たとえば先ほど紹介した「A・Q・J・9・7」のハイカードの場合、「Aハイ(エースハイ)」と呼ぶのが通常です。



「エースハイ」って、なんかかっこいいね!



ポーカーでは役名を呼ぶ時に、ランクを入れて呼ぶことが多いんです!
ポーカーでハイカードが出る確率
ポーカーでハイカードが出る確率は「約50%」です。
約2回に1回はハイカードが出るということですね。
ポーカーでのカードの組み合わせは「約260万通り」なので、ハイカードには「約130万通り」の組み合わせが存在しています。



普通にプレイしてたら半分はハイカードになるのか……!



どんなに強いプレイヤーでもフォールドせずに勝負まで行くのは数10~30%程度とも言うからね!ハイカードの知識を持つことは重要!
ポーカーのハイカードに関するQ&A


ハイカードは、よく出る組み合わせなので、その分疑問が生まれることも多いです。
そんな疑問の中でも、特に多い疑問とその回答を紹介していきます。
ハイカードに関してよくある質問
- ハイカードになる確率はどれくらい?
- ポーカーでハイカード同士、かつ数字も全て同じ場合はどうなるの?
- 手札がハイカードの場合、どう戦うべき?
- リバーでハイカードになる確率はどれくらい?
ハイカードになる確率はどれくらい?
回答:数字が高い順に並べ、その数字の強さで勝敗を決定します。
例えば、Aさんの手札が「A・K・J・5・3」で、Bさんの手札が「A・Q・J・10・7」の勝負を想定しましょう。(通常のポーカー)
1番大きい数字がAで同じなので、2番目に大きい数字のKとQを比べ、「K(13)>Q(12)」となるので、Aさんの勝ちです。
2番目の数字も同じであれば、3番目、3番目の数字も同じであれば、4番目、4番目も同じであれば、5番目、といった形で勝敗を決めていきます。
つまり、ハイカードの中でも最も強いのは、「A・K・Q・J・9」の5枚がそろった場合ということになります。
ポーカーでハイカード同士、かつ数字も全て同じ場合はどうなるの?
回答:多くの場合、「引き分け」となります。
引き分けとなった時は、カジノ側に支払う手数料(レーキなど)を引いた賞金を半分に分け、勝負が終了します。
また、カジノなどの開催場所によっては、マークの強さで判断することがあるようです。(1組のトランプでポーカーを行う場合、一緒のマークになることはないので、確実に勝敗が決まります。)
カードの強さは、♤>♡>♢>♧の順で、例えば、♤Kと♢Kとの勝負であれば、♤Kの方が強く、♡Aと♧Aとの勝負であれば、♡Aの方が強い、といった感じです。
手札がハイカードの場合、どう戦うべき?
回答:戦い方は、手札の強さや勝負の段階などによって変化させましょう。
今回は、カジノポーカーの代表格「テキサスホールデム」での戦い方を紹介します。
1.配られた手札が役なし
→よくあることです。気にせず勝負を続けましょう。
しかし、あまりにも弱すぎる手札、例えば「2・4」といった手札で、ブラインド(初めの強制賭け金)がないポジションであれば、フォールドを考えてよいかもしれません。
2.プリフロップの時点でハイカード
→「プリフロップでハイカード」は約7割の確率なので、そこまで気にすることではありません。
自分自身がハイカードの場合は、相手がハイカードである可能性も高いため、簡単に降りてしまうと、相手に搾取されてしまいます。積極的にベットしていきましょう。
※ベットばかりしていれば読まれてしまうので、時には確率を計算して、フォールドを考えることも大切です。
3.リバー(カードが5枚公開されている回)の時点でハイカード
→取るべき選択肢は、以下の2つです。
- 勝負を投げる(チェック or フォールド)
- ブラフで相手を降ろさせる(レイズ)
どちらか一方の手段を続けるのではなく、勝負ごとに入れ替えると、読まれにくくなります。
勝負が最終まで持つれた場合は、「相手がブラフをはっている or 強い手札」という可能性が高いです。(まれに何となくで勝負を続けるプレイヤーがいます。)相手の空気感を読みつつ、勝負を続けるかどうか判断しましょう。
紹介した戦い方は、ポーカーに慣れた人なら読まれる可能性もあります。
読まれているなと感じたり、相手の裏をかきたい場合は、上の戦術を捨てることも考えましょう!
リバーでハイカードになる確率はどれくらい?
リバーまで進んだ際のハイカードの確率は、約17.41%です。
対戦相手のハンドがハイカードだと判断できるのであれば、こちらがハイカードでもショーダウンにまで進む価値は十分にあるでしょう。
ただしその場合は手札の数字の強さで勝敗が決してしまうため、自分のハンドをしっかりと確認することが求められます。



プロ同士の戦いであっても、お互いハイカードでの読み合いやブラフの掛け合いなどは多々あります!かなり見ごたえがありますよ……!
また、フロップ時点でハイカードになる確率は、先ほどお話しした通り50%強程度です。
最初の段階では半分の確率で役無しになるということであり、しっかりと状況を見極めてフォールドを選択することがいかに大切かが分かるでしょう。



役無しになる確率の方が高いんだね……これは勉強になったかも……!



ポーカーでは「戦わない選択」をすることがとても大切なことが分かるよね!
ポーカーにおいては、ハイカードに限らずさまざまな確率を把握しておくことが重要です。
ポーカーに関する確率については以下の記事で色々と紹介しているため、ぜひともこちらもご覧ください。


【まとめ】ポーカーのハイカードとは


今回の記事で伝えたかったことは、以下の通りです。
○ハイカードとは、全ての数字がバラバラで、マークも揃っていない「何の役もできていない状態」のことを指します。「ブタ」「ノーペア」「〇〇ハイ」などとも呼ばれています。
勝てる可能性が低いハイカード(例:2・4・6・8・9)では、「勝負から降りる(フォールド) or ブラフで相手を降ろさせる」という方向性で勝負し、勝てる可能性が高いハイカード(例:A・K・Q・J・9)なら「相手の出方次第で勝負するかどうか判断する」というのが一般的です。
○ハイカードの出る確率は「約50%」で、約130万通りのハイカードが存在しています。
○ハイカードに関するQ&A
【疑問1】ハイカード同士が戦うと、どうなる?
回答:ハイカードの中で、強いカード順に並べ、1番目→2番目→3番目→4番目→5番目といった順番で、相手と比べて勝敗を決定します。
例)Aさんが「A・K・10・8・6」、Bさんが「A・K・9・7・5」であった場合、1・2番目がA・Kで強さが一緒ですが、3番目が10>9となるので、Aさんの勝利
【疑問2】ハイカード同士、かつ、数字も全て同じ場合はどうなるの?
回答:引き分けとなり、賞金を2人で山分けします。(賞金は手数料を引いたもの)
まれに、開催場所によっては、勝者を1人に絞るため、マークの強さで勝敗が判断されることがあります。マークの強さの順番は「♤>♡>♢>♧」です。
【疑問3】手札がハイカードの場合、どう戦えばいい?
回答:ハイカードの中でのランク、相手の強さ、勝負の段階、などによって変わります。
<カジノの定番「テキサスホールデム」での戦い方>
1.配られた手札2枚が役なし
→よくあること。気にせず勝負を続けましょう。
※手札が弱い&強制ベットなしのポジションであれば、勝負から降りる(フォールド)のもOK!
2.プリフロップ(カードが3枚公開された段階)でハイカード
→約70%の確率でハイカードになるので、積極的にベットしましょう。
※後の役が揃う確率が低ければ、勝負から降り(フォールド)てもOK!
3.リバー(全てのカードが公開されている段階)でハイカード
→ブラフで勝負をかける or 勝負から降りて(フォールド)損を減らす、というのが一般的な手段です。
ハイカードは、出る確率が高いので、勝ち方などを把握すれば、グッと勝利できる可能性が高まります。
ぜひハイカードを理解して、よりポーカーを楽しんでください!
この記事はギャンブルを推奨するものではありません。
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