ポーカーにおいて、賭け金を釣り上げることができるアクションの1つ「レイズ」
ゲーム中に聞いたことはあるけど、
いまいちやり方がわからないんだよな…
今回はそんな君のために「レイズの意味」や「使える有効なタイミング」を解説していくよ!
今回の記事で分かること
- レイズの意味
- レイズを行うタイミング
- レイズをする時に気をつけること
図などを使って分かりやすく解説しているので、詳しく知らなかった方はこの機会に確認しておきましょう。
ちゃんと分かっておけば、ゲームで損をしないので、しっかりと見てください!
ポーカーでよく聞くレイズとは
レイズとは「自分より前の人が賭けた額の幾倍かのチップを賭ける」ことです。
※幾倍の上限は、カジノやゲームの場によって決められているので、その場で確認しておきましょう!
そもそもポーカーのルール自体を詳しく知りたいあなたは、「テキサスホールデムポーカーのルール紹介」の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
レイズ金額の上限
レイズ回数の上限
レイズできる回数に関しては、ポーカーごとにルールが異なります。
もしポーカーのゲーム名の先頭に「ノーリミット」とついていれば、それはノーリミットのルールが採用されていると言うことです。
ノーリミットテキサスホールデムって、ノーリミットのルールが採用されているテキサスホールデムって意味だったのか……!知らんかった……!
もしノーリミットがついていないゲームだったら、1ラウンド中にレイズできる上限や回数はルールで別途決められているよ!
つまりノーリミットの場合はレイズに関して金額に上限が無いだけでなく回数にも上限がありません。
また、リミットが固定されているケースを「フィックスド・リミット」と言います。
フィックスド・リミットで決められた範囲内の金額・回数でしかベットやレイズができないため、事前にルールを確認するようにしましょう。
レイズの種類
レイズには、2つの種類があります。
TIPS/ミニマムレイズ
ミニマムレイズとは「自分の前に賭けたベット額の、最低限(ミニマム)のチップを賭ける」ことです。
カジノやゲームを行う場のルールによりますが、1.5〜2倍が一般的です。
仮にミニマムベットが2倍のカジノであった場合、1つ前のプレイヤーが1000円賭けていれば、2000円のチップを出すことが「ミニマムレイズ」になります。
ミニマムレイズの基準はカジノやテーブルによって異なるため、プレイ前に確認しておくことが大切です。
TIPS/3ベット
3ベットとは、2枚の手札が配られた後の場面(=プリフロップ)で、自分の前の相手がレイズしてきたのに対して、さらにレイズ(=リレイズ)することです。
以下の図を見てください。
この場合、Aさんが500円ベットしたのに対し、Bさんが1000円を賭けてレイズした後、Cさんが2000円を賭けて再びレイズしているので「3ベット」したことになります。
相手に強い手札だと思わせつつ牽制する、もしくは賭け金を釣り上げていくことが目的です。
相手が強い手札だと、際限なくベット額が上がっていくため、3ベットするのはとても勇気が必要となります。
ポーカーでレイズするタイミング
ポーカーにおいて、レイズは重要な要素になるので、実行するタイミングの見極めが必要です。
レイズするタイミングは、以下の3つが挙げられます。
相手をフォールドさせたい時
相手を降ろさせたい(フォールド)時、レイズは有効な手段です。
相手に「あの人の手札は強いのかなぁ…」と悩ませることができ、相手に自信がないときは、勝手に勝負から降りてくれます。
自分の手札が微妙な強さの時は、挑戦してみるといいですね。
手札が強く、ベット額を釣り上げていきたい時
ベットの額を一気に上げて賞金を釣り上げていく時にも、レイズは有効な手段です。
しかし、手札が強い時には一気に大きなレイズをしたくなりますが、これは賢い手ではありません。レイズは、相手が弱い手だと勝負に乗ってきてくれないことが多いものです。
使う際は、そこそこな手札と思わせて、徐々に賭け金を上げていき「相手が降りるに降りられなくなった段階でドンっとレイズする」というのが最高のパターンになります。
最終的にオールイン(持っている全額のチップを賭けること)へと繋げる手段にもなるため、レイズを賢く使うことで大きな賞金を獲得することができます。
相手の手札の強さを予想したい時
相手の手札の強さを推理するためにも、レイズは有効な手段です。
勝負に乗ってくれば「強い手札 or ブラフ」と推理ができるため、相手にジャブを打ちつつ「牽制や威嚇」することができます。
ややブラフ寄りのタイミングでもありますが、相手の手札を予測をするという時には、自分自身の手札もそこそこ強い手でないといけないので、その点がブラフと違います。
ポーカーでレイズする際に考えるべきこと
ポーカーでレイズをする際には「考えなしに」ではなく、様々な考えるべきことがあります。
以下のことを頭に置きつつ、レイズをしましょう!
ミニマムレイズを基準に考える
レイズについて考えるのであれば、基本はミニマムレイズです。
ミニマムレイズとは文字通りレイズできる最低額のことであり、テーブルによってもミニマムレイズの基準は異なります。
基本的には直近のベット額に対する50%または100%の上乗せがミニマムレイズであり、例えば直近で40ドルベットされた場合ミニマムレイズの金額は80ドルです。
レイズする額を自分の都合に合わせてコロコロ変えてしまうと、相手に余計な情報を与えてしまうことにもなりかねません。
そのため、ミニマムレイズを基本としてレイズ額を一定にしておくことがおすすめです。
レイズ額を一定にしつつ適度にブラフを混ぜていくと相手に読まれることがなく、上手に行えば逆にこちらでゲームをコントロールできるようにもなります。
レイズ額も立派な情報であり、こちらの心理を読み取られてしまう恐れがあります……!スキを見せないように気を付けましょう……!
もちろんミニマムレイズは基準の1つでしかないため、自分の考えで戦略を立ててみてください。
ブラフの際は引き際を考える
ブラフでレイズをする際には「●円までならレイズOKで、▲円以上はNG」という自分なりのルールを持つことが必要です。
ブラフを仕掛けても、相手が強い手札だった場合、上のようなルールを持っていないと、ズルズルと無駄なチップを出し続けることになってしまいます。
自分の中に引き際のルールを作ることで「引くに引けなくてオールインしてしまう」というような最悪の事態を防ぐことができるので、非常に重要となります。
強いハンドであれば良いのですが、半端な強さのハンドで安易にレイズをするのは慎重になった方が良いでしょう。
全員にコールされたらレイズできないので、レイズする額を考える
ポーカーのルールにおいて、コールで1巡してしまうと、1回しかレイズできません。
例えば、Aさん(自分)「3000円レイズ」→Bさん「コール」→Cさん「フォールド」→Dさん「コール」→Eさん「コール」のような形で1巡目が終了した場合、自分の他にレイズしている人がいないので、Aさんが再度レイズできるのは「次のターンから」です。
「もっとレイズしたかったのに…」ということを避けたり、できるだけポットの中身を増やしたい場合は、相手がフォールドしないであろうギリギリの所を攻めてレイズしていくのがいいでしょう。
レイズをする時は「レイズ」と宣言する
オンラインポーカー上では、勝手にゲーム側が宣言をしてくれるので関係ありませんが、実際にカジノで遊ぶ時は「レイズ」と宣言するのが一般的です。
宣言しないと、コールと勘違いされてしまうことがありますし、ベット額が分かりづらくて周りの迷惑になることを避けるとともに、自分が損をしてしまわないためにも、実際のカジノでは「レイズを宣言をしておく」ことが賢明です。
【まとめ】ポーカーでよく聞くレイズとは
さて、最後に重要な部分をおさらいしておきましょう!
●レイズとは「自分より前の人が賭けた額の幾倍か(一般には1.5〜2倍)のチップを賭ける」こと。
●レイズには、ゲームごとにレイズの限度額の決まり(テーブルステークス・ノーリミット・フィクスドリミット・ポットリミット)がある。
●レイズには「ミニマムレイズ」と「3ベット」の2種類がある!
●レイズするタイミングは「ブラフを張りたい」「賞金の増額を狙いたい」「相手の様子を伺いたい」の3つ!
●レイズを行う際は「覚悟」と「自分ルール」が必要!
レイズをすると、ヒリヒリした勝負が楽しめるので、機会があればぜひやってみてください!